2011年12月26日月曜日

科学者のキャリアパス2

このエントリーを含むはてなブックマーク


科学者のキャリアパス1ではちょっと脱線しましたが、
要は、大学院を無事卒業して博士号をとると多くの学生はポスドクといわれる研究員になります。
ポスドクは独立して研究する前に様々なスキルアップに取り組む期間です。独立してラボを持つということはかなりのスキルと力量がいります。例えば、優れた研究を行うだけでなく、その成果をまとめて英語で説得力ある論文が書けなければなりません。また完璧にすばらしい研究等そうそうできるわけありませんから、一流の研究を超一流の研究に見えるようにしてNatureなどのジャーナルにアクセプトしてもらう必要があります。また、エディターにリジェクトされても簡単に諦めないガッツとタフネゴシエーションが必須です。一度リジェクトされてももう一度エディターに手紙を書いて交渉することが超一流誌への道を開きます。

つまりこのポスドク期間に研究手法だけでなく生き残るすべを学ぶ必要があります。そしてこういったスキルは座学で学べるものではなくキリキリと胃が痛いような実践を通じてのみ学べるのです。

科学者のキャリアパス3へ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

0 件のコメント :

コメントを投稿