2013年9月30日月曜日

バブルはチキンレース

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バブルってなんで起きるのでしょう?

バブルが起きている時、
案外皆わかっているのです。
この価格が永久に続かないということを。

しかも、金融業界で働いているプロなんて一応勉強しているのですから。
頭の片隅でバブル時につく値段のおかしさに気づいているはずです。

リーマンショックで話題になったサブプライムローンだって、
移民してきて1〜2年のメキシコ移民に貸したローンを集めてきて、個々人のリスクを分散してできたもので、
ちょっと住宅価格がさがり、担保価値が下がったら、メキシコ移民は支払い不能になって、あっという間にローンは無価値になると誰だって気づいてはいたのです。

だけど、結局、そのゲームを続けてしまった。

なぜか?

それはバブルがチキンレースだからなんですね。

続いている間は無限に儲かる。だって一直線にあがり続けるわけですから。
もし同業者がそれで儲けていたときに、自分の会社がそれに乗っていなかったら?
担当者は上役から責められるでしょう。

バブルはチキンレースなんですよ。
途中で逃げ切ればOKなんだから。
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研究資金量と成果の関係

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研究資金は科学研究を遂行するためには必要不可欠です。

その多寡と研究成果にはある程度の相関関係があるでしょう。

ただ、研究費をぶち込めば、研究成果が出ると考えるのは間違っているのです。

これは相関関係を因果関係と取り違えることからくる誤りです。

研究テーマが時流に乗ったから、研究費が流れてきたというケースはだいたい失敗します。研究員やテクニシャンの数を増やしたからといって研究成果は増えません。

この単純な事実は意外と理解されません。投資額を増やしたらリターンも増えるだろうという投資というものをわかっていない人々の誤解はたちがわるいのです。

iPS細胞関連の研究は現在バブルでしょう。猫も杓子も、興味がなくてもiPSと研究計画書に書くと研究費が通りやすくなる可能性が高いでしょう。

トップダウン研究の難しさはここにあります。まず、額を決めてしまいます。政治プロセスとはそういうものなので仕方がないかもしれませんが、必要額ではなく、大風呂敷で適当な額が決まります。それにあわせて研究組織が構想されるわけです。

穫った予算は使わなければなりません。
こうして、必要のない機器、必要のない研究員が雇われます。そして、ここに、大規模化に伴う無用の混乱が生じ、組織はきしみ始めるのです。


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2013年9月29日日曜日

研究不正防止に連帯責任、補助金を一時停止も

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130927-OYT1T01235.htm

研究費の流用や論文データの捏造ねつぞうねつぞうなどが相次いだのを受け、厚生労働省は27日、研究不正の防止策を公表した。
 研究費の補助金を受ける研究者の所属機関に対し、管理体制を抜き打ちで調査したり、不正が収まらない場合に全研究者に「連帯責任」で補助金を一時停止したりする。厚労省は指針を策定し、来年度から運用する。 厚労省は、研究者の所属機関に倫理教育の実施や、捏造防止のためのデータ保存を義務化する。研究費の管理にあたる責任者の配置も求める。管理体制を整えているかどうかを抜き打ち調査する。
 厚労省が改善指導をしても不正が続けば、事務や施設管理にかかわる経費分を削減、所属する全研究者への補助金の一時停止にも踏み切る。


なんかかなり厳しい姿勢ですね。
連帯責任って連帯している人が影響を受ける訳ですね。

でもねつ造した研究者が所属している研究機関って大学全体とかに波及するわけですよね?これって完全に常軌を逸した過剰反応だと思いますが。
研究者同士はほとんど顔見知り程度なのにも関わらず、研究費支給を停止すると。研究を止めると。

研究者のねつ造って組織レベルでおこるというよりは個々の研究室の体質なんですよね。
つまり、大学って中小企業連合みたいな。お隣の会社が何をしているかなんてほとんど知らない訳です。

こういうくだらないことを官僚が考えるたびに、研究組織は硬直化して、柔軟な研究は生まれなくなります。

官僚が支配しているアカデミア。
これが優秀な人がアカデミアから流出する一因だと思うのですが。
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2013年9月27日金曜日

派遣テクニシャンの給与水準(待遇)

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バイオ関連の派遣が近頃盛んですが、それで雇われてるテクさんの境遇はなかなかつらいものがあります。

派遣社員は本来フレキシブルな勤務体系、職場を比較的自由に選べるなどのメリットがあるはずなのだが、
実際は、雇用者のメリットばかりが重きを置かれ、被雇用者はその割を食っているのが実態です。
あんまり人材派遣について考えたことがなかったのでちょっと驚きでした。

ちょっと前に聞いた話ですが、
某研究所では現在、組織が急激に肥大したために、大量のポスドクとテクニシャンが新規に雇用されました。
人づてでそんなに大量の人員を急遽採用することはほぼ不可能なため、研究費が獲得できると、派遣会社に依頼するわけです。

当たり前の話ですが、直接雇用ではないため、派遣会社に中間マージンを抜かれた額がポスドクやテクさんに支払われるわけです。(もちろん、研究所側も割高な額を支払います。)

で、テクさんの給料がいくらかというと、2年目で月収20万円ほどだそうです。ボーナスがないので、新人社員よりも安くなってしまうそうです。ボスがちょっとダメな人らしく派遣会社に行き先を変えて欲しいと一年前から要請していたにもかかわらず、まったく無視されてしまい契約を自動継続されてしまったそうです。なすがままです。

ちなみに、大卒3年目(2年間研究経験あり)のテクニシャンが大学で雇われた場合、時給1650円ぐらい、週40時間で年収330万円(休日を計算にいれていないが。。)になるそうです。

派遣会社にとって無用のトラブルを起こす必要はないわけですね。
被雇用者側にほとんどメリットがなくて、派遣会社がこれからも繁栄するわけがないのですから、業界の人もなんとかすべきでしょうね。

ジョブセンス みたいな人材紹介サイトが研究業界でもできれば、このような継続的な搾取みたいなことはおこらないのでしょうが。
(ジョブセンスの場合、マッチングサイトなので、採用された時のみに成功報酬を雇用者がジョブセンス側に支払う形式である。ほとんど、企業側にアプローチする営業部隊を持つ必要がないため、この方式が成り立つ。派遣会社の場合、企業や研究所とのコネクションが極めて大切なため、どうしても中間搾取をし続けなければならないという側面はある。)

ただ、職種が特殊なため、是正されるには時間がかかるでしょう。
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バブルの素地ができつつある。日銀当座預金残高100兆円超える

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日銀が、金融市場に大量の資金を供給する大規模な金融緩和を行っていることで、金融機関が日銀に預けている資金、「当座預金」の残高が初めて100兆円の大台を超えました。
日銀はことし4月、金融機関が保有する国債などを買い取ることで市場に大量の資金を供給する大規模な金融緩和を導入しました。
この結果、金融機関が日銀に預けている「当座預金」の残高は26日、101兆2400億円となり、初めて100兆円の大台を超えました。
金融緩和が実施される前のことし3月末と比べると43兆円余り、率にして74%増えており、ことし末で107兆円になるとしていた日銀の見通しを3か月早く前倒しするペースです。
ただ、当座預金の残高が増える一方で、金融機関からの企業や個人への貸し出しは大幅な増加には至っていないという指摘もあります。
デフレ脱却に向けては、日銀が供給した資金が企業や個人への貸し出しにまわり経済の活性化につながるかどうかが課題となっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130926/k10014838091000.html 

日銀が国債を大量に購入し続けた結果、金融機関はじゃぶじゃぶの現金を持つことになっている。
バブルの素地が着実に形成されつつある。

金融機関はこの現金をどう運用するだろうか。その方向性によって何バブルが起きるかが決まる。


外債、外国株に向かえば、円安が加速される。

国内株に向かえば、株高

安易な貸し出しに向かえば、土地バブル (1980年代バブルの再来)

もちろん、バブルはこれまでとは別の顔をして訪れるだろう。
一見これはバブルではありませんよと。

どちらにしても、銀行は今、100兆円ものお金を運用したくてうずうずしているに違いないのだ。1%の金利差で運用できれば、1兆円の利益がでるのだから。

本当のバブルがくるのは2020年代だと思う。
バブルを経験した世代が、退職し、貸し出し部門の長がバブルを知らない世代に総入れ替えされる時期。
ブレーキ役がいなくなったら、同業者間でのチキンレースが始まると思う。
ライバル銀行だけが儲けている状態が許せなくなるから、冷静な判断なしに無謀な投資が起きる。

人間の歴史はバブルの歴史だから。
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2013年9月24日火曜日

株式市場って期待値プラスなんですよね

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株で大損したとか、
投資は危険だって言う人
多いけど、株式市場の期待値はプラスなんですよね。

シーゲルっていう株式市場を超長期で調べた人の本"株式投資第4版"にも、
株式の長期リターン(もちろん配当を含みます。)インフレ率補正後で7%ぐらいって書かれています。
株式投資第4版
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著者:ジェレミ-・J.シ-ゲル
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まあよく考えればそうですよね。
ほとんどの企業は毎年利益をあげており、たまに不景気の時に赤字をだすけどまた復活みたいに。
この利益の行く先は結局株主なんです。

だから、その利益分、株主は儲からないといけないわけです。

そう考えると、株で大損したとか、
投資は危険だって言う人は、
欲に目がくらんで上昇相場の最後に乗ったとか、
リテラシーゼロの行動をしてるわけですね。

↓は株式市場のリターンを対数グラフにプロットしたものです。
Stockのチャートがほぼ直線に乗って上昇していることがわかります。
つまり、長期で見ると、一定のパーセンテージで上昇しているということです。


株式投資第4版
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著者:ジェレミ-・J.シ-ゲル
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株式投資の未来
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お勉強好きにサイエンスは向かない。

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研究者をキャリアパスに選ぶ人における不幸は、
単なるお勉強好きが流れで研究を選んでしまうことです。

大学院までは、単なるお勉強好きの人もなんなく進学できてしまいます。

受験を勝ち抜けばいいのですから、実はそんなに難しくはありません。
(つくづくそう思います)

しかし、研究者に求められるのはお勉強好きであることではありません。

お勉強好きな人々の問題点は、問題には必ず答えがあり、その答えにいち早くたどり着いたものの勝利であると考えている点です。

問題に必ず答えがあるという観点は幻想だと思います。
評価されることは、新しい問題にどのような切り口で迫ったかということです。
それが新しいサイエンスを切り開いているということなのです。

お勉強好きな人は必ず行き詰まります。困難な問題とニコニコしながらつきあえる人が研究者に向いていると思います。
頭脳の良さではなく、性格の問題です。

あと優秀な研究者は好奇心が旺盛です。
これははずせない点です。

自分で考える、ゼロベースで考える、これができれば完璧です。
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2013年9月23日月曜日

研究者、適当に考えてその道進むと死にますよ。

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研究者ってやっぱりやくざな道なんだな。

普通になりたいなんて言っている人には危険な道です。

ポスドクの待遇が悪いだの言っている人は考え違いをしているのです。

第一に、ポスドクはそんなに長くやるものではありません。(キリっ)
ですので、待遇について不平不満をいってもしょうがないのです。たかだか数年のポジションなんですから。次にPIにでもなれば、お金がなかったことなど忘れてしまいます。
(というか、一時的なポジションの給与についてああだこうだ言っても意味がないと思う。)

通常のポスドクは年俸300~500万ぐらいだから、決して恵まれてはいません。

でも平均的なポスドク期間が長期化している現在そう言ってられないという側面もあります。

今自分がどのような状態にあるのか冷静に判断できる人だけが研究者になるべきでしょう。

どんな点に気をつければよいでしょうか?
自分が在籍しているorする予定のラボの経済状態。
気合いだけでは研究はできません。
お金に余裕のあるラボは年俸300万円で働けとは言いません。
ラボのボスの性格、人格者を選ぶことは大切。
お金をとってこれるボスかどうか(これは技術なのです。一朝一夕には身に付きません。)。金持ちけんかせずです。何も言わなくても高待遇で迎えてくれるでしょう。

そういった状況にあるポスドクからは寡聞にも不平を聞いたことはありません。
極端なことを言うと、研究テーマより研究環境なのかもしれません。

研究テーマはそのとき一番面白そうだと思っていたものが将来的にたいしたことないことだと考え直すことは多多あります。
一方で、研究環境は数年間はかえられないだけに、シビアに考える必要があるでしょう。心が不平不満では決してよい成果はでないのだから。
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2013年9月22日日曜日

ゼロから考える。 神の数式 NHKスペシャルを見て思ったこと。

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NHKスペシャル「神の数式」を見たんだけど、
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0922/index.html

内容自体は素粒子物理学の変遷といった感じで面白かったんだけども。

一番印象に残ったのは、朝永振一郎らが丹念に研究した成果を原爆開発責任者になったオッペンハイマーに送付して、論文化への協力を頼むくだり。

オッペンハイマーは優れた理論物理学者で、当時の理論では電子が無限大のエネルギーを持っちゃうよと指摘して、朝永振一郎が解決方法を見つける。

朝永振一郎たちは戦中だったもんで欧米の科学界とは隔絶せざる得なかった。しかし、独自に最前線で研究を進めていた。
実は戦中の日本で、情報から隔絶されていたにもかかわらず、すばらしい研究成果がでた分野は結構多い。

例えば電子顕微鏡も隔絶されていた間に日本で独自にかなり進展した。

何が言いたいかというと、情報の不足というのは必ずしも科学の発展を妨げるものではないということである。

情報がないから一から(根本から)考える必要があり、その考え抜かれた土台の上に研究成果というビルディングを建築するのではるか天空に突き刺さる高さまで構築できるという側面があると思う。

現在、インターネットでいつでも海外の研究成果に容易に接続できるため、研究が安易になりがちである。
海外の研究動向を無視した方が、最終的には研究成果があがるだろう。
猿まねはごめんだ。
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2013年9月21日土曜日

サイエンスカフェ:「科学者ではない」について思うところ

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サイエンスカフェ:「科学者ではない」
最近、取材で「私たちのことを理解してくれているようですね」と複数の研究者から言われた。「科学者としての立場や思考回路を分かっている」という意味だと解釈したが、内心、「これはまずい」と感じている。
 アレルギー体質に苦しんだ根源を知りたくてサイエンスを扱う現在の科学環境部を希望、東京と大阪で勤務して11年になる。しかし学生時代、文学部哲学科社会学専攻だった私にとって、当初は取材対象者の言葉が「宇宙語」にしか聞こえなかった。科学的な内容より「理系の研究者とはなぜ、こんな考え方、表現をするのか」と理解不能な日々が続いた。だが、やがて「科学者とはこんなもの」と自分の中で折り合いをつけ、取材するようになる。そこに慢心がなかったか。
 科学記者は、科学者ではない。その他の分野でも同じことだが、「あなたの言っていることは、あなた以外の世界では通用しませんよ」と指摘することも、私たちの重要な役割だと思う。そのことを改めて肝に銘じ、今後も仕事を続けたい。【江口一】毎日jpより引用
この記者にはプロ意識がないのだろうか?
科学者は伝える事がメインの仕事ではないのだ。
極論を言えば、素人に伝わらなくてもいいのだ。
研究者が報道発表したがるのは、自己顕示欲もあるだろうが、ほぼ実績のひとつになるからに過ぎない。
しかし、実際の研究費申請で、報道されたからといってそんなに有利にはならないのだ。つまり、報道していただいてもそれほどメリットがあるというわけではない。

本当にすごい研究は専門家にも伝わらないのだから。

この記者が忘れていることは、
科学記者は伝えることについてプロであるべきであるということだ。

それにもかかわらず、科学者に「あなたの言っていることは、あなた以外の世界では通用しませんよ」と指摘することも、私たちの重要な役割だと思う。というトンデモな勘違いをしているのだ。

だいたい文学部哲学科の人間が科学部を希望するなと思う。
してもいいが、素人の取材ほど迷惑なことはない。
ということを頭にいれて取材活動をするべきでしょ。

伝える人間(新聞記者)がサイエンスについて無知でいいわけがない。研究者より幅広く論文を読むべきだし(もちろん、伝える側としての観点で)、Nature、Science、Cell誌ぐらい毎週読んでから取材に来いといつも思う。
読者と同じで素人感覚で取材に来てはだめでしょ。

そんな素人記者を真面目に相手する人がいるのでしょうか?


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2013年9月20日金曜日

Kindle 日替わりセール中毒

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Kindle日替わりセール
どんどん買ってしまう。

だって安いんだもの
面白そうなんだもの
一日で終わっちゃうから今日買わなくちゃとアマゾンの戦略にはまりたいんだもの

50~60% off
だから下手にマーケットプレイスで中古本買うよりよいことが多い。

マーケットプレイスだと最安値で1円、送料が250円
最低でも251円かかるのだ。

セール本はコレに匹敵してしまう。

加えて!!
kindle電子ブックなので決してかさばらない。
これは本質的で大問題なのだ。

適当に買って、気が向いたときに読むというスタイルができる。
出張での三時間新幹線に乗るのが苦痛でなくなった。

全部kindleにしてくれ。心から願う。
Kindle日替わりセール
以外にも
Kindle月替わりセール
ってのもあります。

最近ぽちぽち日替わりセールで買った物

↓599円でした。


↓599円でした。


↓399円でした。


↓499円でした。


安すぎて買いすぎる。。。

水なんかみたいに重いものは買っちゃうよねアマゾンで
2Lペットボトルが一本あたり94円なんだよね。
これって、そこら辺のスーパーの値段だから、
絶対にアマゾンで買った方が持ち帰りを考えたら便利なわけで、

これって送料無料だけど、
運送会社はどれくらい儲かるんだろうか?
アマゾンによる強気のダンピングがきつそう。
佐川急便はアマゾンと契約しないって言ってるところをみると
送料ずいぶんまけさせられているのだろう。

一回このあたりを調べてみると面白そうかもね。


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2013年9月18日水曜日

文科省、国立大教員1万人に年俸制検討

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文部科学省は2015年度末までに、国立大学教員約6万人のうち約1万人に年俸制導入を検討。

どうやって実現するんだろう?
この問題は退職金とのからみもあって難しいと聞いていたが。
年俸制ということは退職金制度の廃止とセットな訳で。

新規の採用は年俸制にするということだろうか?
そうだとするとちょっと間に合わない気がするが。

年俸制ってどうなんだろうか?
雇用は確保されるが昇給は成果次第ということ?
でも内部で査定するなら意味が無い気もする。

終身雇用を破壊して人材の流動化をはかろうとしている。
基本的には年俸制にすると、人件費の抑制につながるというもくろみもあるだろう。本来、年俸制と人件費の抑制は関係ないのだが、日本ではそうなる。長期にわたる交渉による既得権益が積み重なって現在の人件費額になっている側面があるため。これを一端破壊して、新たな枠組みを作ることで総額を削減することは容易である。

海外の人材を国内に呼び込みたいという表向きの理由はあるだろうが、海外人材が日本に来ないのは、給与体系の問題ではなく、閉鎖的かつ英語能力の低い現在のアカデミアの体制の問題である。

誰も言語の通じない国で研究などしたくないわな。
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テスラモーターズ 3年以内に自動走行車生産目指す

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米テスラ、3年以内の自動走行車生産目指す=CEO
イーロン・マスクはやっぱりすげぇ

三年以内だと。

技術的にはほとんど、もうできるんだろうね。

安全性とかの問題なんだろう。
人が運転するよりよっぽど安全だろうけど、
やっぱり、事故ったときに、
自分で運転していないと不満だよな〜

その辺がクリアされてくると普及は早いと思う。

なんせ、運転する必要がなくなるというのは、大幅な時間の節約になるから。
車通勤中に本とか読みたいですよね。
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バブルが来てるね

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三菱地所レジデンスは9月17日、最高価格5.42億円、最多価格帯2.7億円で、販売住戸22戸が全戸「億ション」の分譲マンション「ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵」(総戸数73戸)が、即日完売したと発表した。同物件は、皇居の森を南東面に望む千代田区三番町に建設。千鳥ヶ淵の池にふさわしい最高水準の住まいを実現した物件。抽選状況は、最高倍率13倍、平均倍率5.09倍。購入者の年齢は、30代が6.6%、40代が16%、50代が32%、60歳以上が43%で、居住地は千代田区、港区、渋谷区の順だった。住居の広さは72~179平方メートル。竣工は2015年3月下旬、引き渡しは同年5月下旬の予定。 朝日新聞より
バブルが来てるね。
デフレからインフレへのパラダイムシフト。
億ションでも将来的に上がると富裕層は踏んでいるから、
即日完売するわけである。
オリンピックが来ることで間違いなく東京の地価は上がる(相乗効果的であるが)。

これまで比較的好調だった小売・安定成長、労働集約産業はダメ(雇用が締まるから)。

賃金上昇により厳しくなる。
円高&デフレで苦しんできた業界
輸出企業、不動産、が復活する。

今の状況は実は、1980年代バブルが起きたときと状況がよく似ている。
プラザ合意でとんでもない円高が来て、日本が不況に見舞われた。

コレに慌てた日銀が大規模な金融緩和をおこなったのだ、その結果、資金が不動産に流れ、不動産価格が暴騰した。

上がるから買う、買うから上がる。
バブルに乗らないと、ライバル企業に負ける。
なんでもいいから融資をしなければ。
銀行の貸し出しはこのサイクルでふくれあがるのだ。

今が、バブルかって?
なんでもかんでもバブル扱いするといけない。
全然バブルの初動です今は。

アベノミクスの失敗を、直近の経済の失速ととらえてはいけない。
そんなことはたいしたことではない。

真に恐ろしいのは経済が無軌道に上昇カーブを描いて、スーパーバブルがはじけ飛んだ後のことだ。

この本バブルが何故起きたかが詳しく載ってるよ〜〜〜

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2013年9月17日火曜日

科研費の季節

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科研費の季節ですね。

まあ、こっからがんばるのも大切ですが、
結果はすでに決まっているともいえます。

科研費って結局、ここ数年の業績で決まっちゃうんですよね。

よほどまずい研究計画書を書かない限り。。。

ですので、ここから焦ってもしょうがないです。
どんなに知恵を絞って研究計画書いても、
Natureだなんだ、論文を通した人にはかないません。

実際同じ研究計画書をそのまま、二年連続で出したという強者を知っています。

彼は、一年目ダメで、二年目PNASが通ってたおかげですんなり通ってしまいました。

業績があると、計画にも信憑性がでてきます。
相乗効果で、通ってしまうんですね。

今年業績がない人は翌年のために気合いをいれて書いてみると良いのかもしれません。
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2013年9月16日月曜日

結果を出す事

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結果を出す事と
難しい事を解決することは必ずしもイコールでない。

これを認識することが
物事をうまくやるこつだ。

つまり、合理的に簡単で成果の大きい事に
取り組む事だ。

チャンスがくるまで、
待ち続けること。

簡単なことをやること。

持続する事。

結局、そういうことなのだ。
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2013年9月12日木曜日

生涯収入は投資能力で決まる

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複利の効果って恐ろしいもので、
例えば毎年26%で運用すれば、
10年で元の資金は10倍になる。
30年で1000倍になる。
100万円を30年運用すると10億円

株式の長期の平均的利回り7%(これはインフレ調整済みである)で考えても、
10年で2倍
30年で8倍である。
(これはど下手の運用でこうなるということであるから、最低ラインとも言える)

つまり、年収で一喜一憂することにはほとんど意味がないことになる。

年収というものは安定しているかもしれないが、複利の効果など全くない。

しかも、高々数百万円上がっただけで責任が倍増したりもする。
合理的に生きるとすると、これでは割が合わない訳である。(合理的に生きない自由もあるが)

つまり、投資能力を磨く事が、生涯収入という観点では最も重要だよね。

過去記事: 投資で莫大な財を築いた東大教授 → 本多静六
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2013年9月9日月曜日

大学の存在意義

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大学の存在意義は今失われようとしている。

現在、最大の知はWebにある。
スタンフォード大学などは、
内部の授業をWeb上にアップしている。
例えばこれ
http://www.class-central.com/

コレを見れば、もう、大学での座学の必要はないだろう。

必要なものはそういった情報へアクセスする英語力だけである。

やる気とインターネット接続環境があれば、誰でも最高の教材にアクセスできてしまうのだ。

今はまだ、発展途上国のネット環境は良くないだろうが、こういった問題は技術の発展によってあっという間に改善されるだろう。

我々はわずかの授業料で既に英会話を発展途上国であるフィリピンの人たちから学ぶ事ができる。例えばレアジョブ だ。

つまり、スカイプでばしばし会話するぐらいのネット環境は世界中に広がっている。

インターネットにより世界最高の授業を簡単に受けられるのだ。

昔、ファインマン物理学 の講義録を読んで、なんて分かりやすいんだと感動した体験が、本を買う事もなく誰でも容易に手に入るのだ。
ファインマンは確かに天才で情熱的に講義をした。
コレを誰かに伝えたいと講義録すら出版した。
しかし、これを手に入れる事ができる人々は、そうは言っても限られていた訳である。

このことは常に意識していく必要があるだろう。
変化は知らぬ間に起きている。
経済格差が教育格差を生む時代は終わったのかもしれない。
途上国出身の研究者がノーベル賞を取る時代が近づいているのだろう。

もちろん、現在の研究は高額設備・環境が必要だから、所属研究機関は先進国にあるという状況は当分続くであろうが。
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2013年9月3日火曜日

池谷裕二ってセルフブランディングの天才ですね。

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池谷さんの講演を聞いたんですが。
めちゃくちゃうまいですね。

うまいという表現が適切で、内容が頭の中にストンと落ちるわけです。

何冊か彼の本も読みましたが、
池谷さんは脳科学というのをおもいきって切ることができるんですね。
普通の研究者は躊躇してしまう断言をわりと簡単にするんです。
ある意味、今の段階でわかるわけないので、自分の思いを語りますとさっさと諦めちゃっているわけです。
でもコレが話を痛快にしているのだと思います。

多くの人が批判されるのを恐れて慎重なものいいをする一方で
大胆かつ繊細な話し方が受けているのでしょう。

何かに取り憑かれているような上昇志向の強さがちょっとアレですが、間違いなくサイエンスの話し手としては超一流です。

経歴も超勉強家のところも上昇志向の現れだと思いますが、
セルフブランディングの天才ですね。

最初の方の著作ですね。
勉強法を表面にして脳科学の知見を裏面にした
ミーハーな本です。


糸井重里さんとの対談
うまいんですよね糸井さんが
話を広げていくのが。
好奇心の強い人は話がうまい!


続々続編


最新作?
ちょっとあっちな感じがおもしろい


まじめな感じ

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2013年9月2日月曜日

生命科学研究の本質的な難しさ

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生命の進化って
どっちでもいい時、
なんとなくこっちに決まったというようなことが頻発している。

これが生命科学研究の難しさだ。

Aという分子が何となくBという分子と相互作用してみた。
その結果、新しくこんな機能が生まれた。
自然界ではそんなことが日常茶飯事に起きている。
相互作用があるから機能があるとは限らない。
機能のない相互作用を人間がアーチファクトと呼んでみる。
ホントは進化の途上かもしれないのにね。

だから、人間が頭でこうじゃないかと考えて実験してみても、
ほとんど間違えることになる。

粘り強く、半ば網羅的に調べるしかないのかもしれない。

たまに、自分はこう思って、こうしたら、うまくいったという研究者がいるかもしれない。
しかも二度三度とうまくいっていると。

でもこれは確率的に別にあり得ないことではなく、ホントにたまたま、
うまくいったよと報告しているに違いないかもしれないが。

ただ、間違えてはいけないことは、だからといってデタラメでいい加減な仮説、実験でいいと言うことではない。当たる確率を引き下げる方法は無限とある。

こんな話がある
アマチュアのテニスプレーヤー同士では実力差がはっきり出る。うまい方が勝つのだ。
プロのテニスプレーヤー同士の戦いでは違う。ミスをした方が負ける。
敗者のゲームなのだ。
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