2013年9月29日日曜日

研究不正防止に連帯責任、補助金を一時停止も

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130927-OYT1T01235.htm

研究費の流用や論文データの捏造ねつぞうねつぞうなどが相次いだのを受け、厚生労働省は27日、研究不正の防止策を公表した。
 研究費の補助金を受ける研究者の所属機関に対し、管理体制を抜き打ちで調査したり、不正が収まらない場合に全研究者に「連帯責任」で補助金を一時停止したりする。厚労省は指針を策定し、来年度から運用する。 厚労省は、研究者の所属機関に倫理教育の実施や、捏造防止のためのデータ保存を義務化する。研究費の管理にあたる責任者の配置も求める。管理体制を整えているかどうかを抜き打ち調査する。
 厚労省が改善指導をしても不正が続けば、事務や施設管理にかかわる経費分を削減、所属する全研究者への補助金の一時停止にも踏み切る。


なんかかなり厳しい姿勢ですね。
連帯責任って連帯している人が影響を受ける訳ですね。

でもねつ造した研究者が所属している研究機関って大学全体とかに波及するわけですよね?これって完全に常軌を逸した過剰反応だと思いますが。
研究者同士はほとんど顔見知り程度なのにも関わらず、研究費支給を停止すると。研究を止めると。

研究者のねつ造って組織レベルでおこるというよりは個々の研究室の体質なんですよね。
つまり、大学って中小企業連合みたいな。お隣の会社が何をしているかなんてほとんど知らない訳です。

こういうくだらないことを官僚が考えるたびに、研究組織は硬直化して、柔軟な研究は生まれなくなります。

官僚が支配しているアカデミア。
これが優秀な人がアカデミアから流出する一因だと思うのですが。
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