2014年2月25日火曜日
結局、小保方さんのSTAP細胞は本物なの?
2014年2月21日金曜日
小保方ミステリー劇場
世界中で追試が行われており、STAP細胞の検証サイトでは10件中10件とも失敗という結果に。
Nature誌独自の調査でも10研究室ほどがトライしていてうまくいっていないとのこと。
(捏造説の勢いが止まりません。理研は会見を!)
2014年2月19日水曜日
科学行政・大型プロジェクトはこうして生まれる。
経産省系や総務省系のプロジェクトは驚くほどいい加減に決まります。
基本的に官僚はプロジェクトを立ち上げることはありますが、それが成果を生むかどうかわかる時点では違う部署に移っています。
つまり、責任を負う必要がないのです。
そういうわけで、官僚は、できるだけ大規模なプロジェクトを始めようとします。
流れとしてはこんなかんじです。
官僚が実績作りに何かしたくなる。
↓
面白そうな研究、有名な教授を探してきて
↓
相談 + 丸投げ
↓
数百億のプロジェクトの絵が描かれて
↓
たまたま予算枠に通ると
↓
プロジェクトが走り出す!
こういった形のプロジェクトはNEDOやNICTなど研究者の監視がゆきとどかないところで生じています。
予算策定の経過が不透明、人選と予算規模が不適当。
予算規模が大きくなればなるほど
その詳細はいい加減になります。
小口でたくさんの研究者に予算をつけた方がよほど生産的でしょう。
2014年2月17日月曜日
小保方さんの捏造騒動について
小保方さんのSTAP細胞発見の報道から2週間、もう捏造騒ぎになっています。
過去のバンドの切り貼りは黒!
捏造ではないと信じたいですが、小保方さんの過去の論文における
バンドの切り貼りは、
完全に黒です。
この手口、過去にもさまざまな捏造論文でも行われている古典的な手法です。
しかも、科学者のキャリアをスタート時点、つまり博士論文ですでに手を染めています。
2014年2月12日水曜日
インパクトを考えて研究する
インパクトを考えて研究すること。
これって結構大切です。
アカデミアの雰囲気としては、そのような不純な動機で研究するなんてとんでもないといった感じかもしれませんが。
でも、今時、社会にインパクトを与えられない研究は淘汰されていくと思います。
すでに助教のポジションはパーマネントではありませんし。(ほとんどの大学でそうです。)
自分の趣味的研究だけを永遠と行うことなどできない環境になってきています。
万年助手(今の助教)みたいな人は存在することができなくなります。
問題意識のない研究を何十年も情熱を維持して続けることなどそもそもできないわけで、
趣味的研究を行ってきてなんの成果もださない研究者は象牙の塔にこもって孤高をきどっているだけにすぎません。
何も実学指向の研究をせよとJSTみたいにつまらないことをいう気はありません。
基礎研究の方が将来的には大きな果実を生みます。これはあきらか。
インパクトを世界に与える研究をすべきだと。
インパクトとはなにかと問われるなら、せめてNatureやScienceに論文を出版できるような研究をすべきだと思います。
人は弱い生き物なのかともすれば、易きに流れます。
自分が取り組んでいる研究が、つまらないことだと途中で気づいたとき、すぐにそれをやめて他に取り組むということは普通の人はできません。
なんとか面白い点はないかとその周辺をウロウロします。
でも、面白くないものは面白くないと気づかねばなりません。
それほど、我々に与えられた時間は多くないのです。
面白くない研究をずるずると引きずって、キャリアをつぶしているポスドクをたくさん見てきました。
そういったときに、俯瞰的に自分の研究を見る必要があります。
自分の研究ははたしてインパクトがあるのだろうかと。
そこで行動できるかどうかが研究者としての生死を分けるのだと思います。
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