2014年7月25日金曜日

生き残ることの大切さ、待つということ

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「生き残ることの大切さ、待つということ」
これ株式投資と似てるんですがサイエンスでも結構重要です。



株式投資ゲームの基本はやはり生き残ることです。
株式投資って、シーゲルって人が調べた事で有名ですが期待値が大体7〜10%のプラスなんですね。
つまり長期的には皆儲かりますよということです。
でも、大半の人は何故かあまり儲かりません。それは生き残るという点を重視しないためです。負けが込むと途中で投げ出してしまいますし、儲かっていると調子に乗ってさらに買ってしまいます。高値で掴んで安値で売ってしまうわけで儲かるわけありません。

全然儲からない相場が続いた後、急激に儲かることがあるわけです。いわゆるアベノミクスなんてその典型ですね。ですので、株式投資は怖いからといって、退場したままだとその稲妻のような急激な上げ相場に乗り遅れてしまうわけです。
つまり、淡々と良いときも悪いときも余力を持って相場に参加している必要があるということです。

話は転じますが、
僕の知っているとある有名サイエンティストは、ここ15年ぐらい”ぱっとしない”プロジェクトにも投資を続けています。本業の分野(彼はこの分野では大家です)できちんと成果をあげつつ大型予算を確保し、その”ぱっとしない”プロジェクトに資金を投じ続けてきました。

そのプロジェクトで狙ってることは、サイエンスとして本質的に重要なことで筋は悪くないのですが、テクノロジーが追いつかず成果がでてきませんでした。しかし、最近テクノロジーの急速な進展の結果、棚ぼた的に成果をあげつつあります。別にそのテクノロジーを開発したわけでも、何か新しい手法を見いだしたわけでもありません。そのテクノロジーを購入して適用しただけです。

この15年間、ただその場にスタンバイし続けた結果、大きな果実を得ることができたわけです。
執念深く待つということは大切なことですね。

↓シーゲルさんの本 この本を読むと資本市場拡大の一貫性に驚きます。


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